マスクはいつまで…個人的ロックダウンをどこまで緩めるか
当然のことだが、自宅で普通に食事している家族が外食時だけアクリル板を使う必要はない。家族で外食する時、家族間での感染は意識しても意味はないと岩室医師は言う。
「入店時に、マスクの着用をお願いするレストランがありますが、席に着いたらマスクを外す。トイレに立つ時はマスクを着用する、でいいと思います」
ただし、現在は新型コロナが2類相当の感染症に指定されていることから、万一、感染者が出た場合に最も大きなダメージを受けるのがお店である。レストランなどの入店時にマスク着用を変更するためには、2類相当から5類相当に変更するなど規制を緩める必要がある。
マスク自体、周囲の環境、他の人が食べている料理に飛沫をかけない咳エチケットを守っていれば基本的に必要ない。
「ですから街中では、わざわざマスクをする必要はないと思います。公共交通機関や図書館などの公共施設や商業施設などに入る人は別ですが、自転車に乗っている人も咳き込んでいなければマスクは必要ありません」
事実、感染抑制に成功している台湾では公共交通機関や公共の建物に入る以外、街中でマスクをしている人はほとんどいない。