仕事ができなくなっちゃう…声優の森川智之さん喘息を語る
■普段の生活から気管を大切にしておく
それからは主治医に相談して、細かく仕事内容やスケジュールを伝えながら、薬の種類や量、タイミングなどを適切に調整してもらうようになりました。それまでの通院はただ薬をもらいに行くだけで、多少違和感があっても医師には「いえ別に大丈夫です」と言ってしまう患者でした。でも、ちゃんと伝えたほうが医師も方針を立てやすいんじゃないですかね。とにかく自分の体調にアンテナを張って、微妙な変化に気づくよう心掛けました。今はちょっとした違和感でも即病院に行っていますし、ガマンはしません。ただ、薬が必要な状態というのは、体調をコントロールできていないということなので、「いかに普段の生活から気管を大切にしておくか」がこの病気とうまく付き合うポイントだと思います。
僕の場合、だいたい寝ている時に悪化するので、冬場は枕元に加湿器を設置し、マスク着用はもちろん首にはタオルを巻いて、頭も冷やさないようにフードをかぶって寝ています。首にタオルを巻くのは、詩吟の先生をしていた祖父の直伝です。そんなふうに用心するようになってから風邪をひかなくなりました。