「死ぬんだろうな」と思った…樋口大悟さん白血病との闘い

公開日: 更新日:

 翌朝、病院で血液検査をすると、その日のうちに電話がかかってきて、「すぐに来てください」と言われ、そのまま入院になりました。

 骨髄検査の結果、急性骨髄性白血病が確定し、重症度は8段階で中ぐらいとのことで治療は抗がん剤と告げられました。そのとき、「この抗がん剤が効かなければ、生存率10%」と言われたことは今でもめちゃめちゃ覚えています。「死ぬんだろうな」と思いました。 一時は、「まあ、人生楽しかったし、いいか」などと、どこかで自分を納得させもしました。でも、たくさんの人がお見舞いに来てくれて、みんなから力をもらって、「生きたいな」「絶対、生きないとな」と思いが変化していきました。

■病院の反対を押し切って転院

 抗がん剤は3回やりましたが、1回目が一番きつくて、吐き気、下痢に加え、42度の高熱が10日間続きました。よほど強い薬だったとみえて、その1回目でほぼ寛解に達しました。でも2回目には肝臓をやられ、口の中には大きな潰瘍もできました。それがとんでもなく痛くて、ずっとベッドにしがみついている状態でした。もはや、痛み止めも効かないのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した