虫垂炎のIKKANさん 医師と相談して「切らない」ことを選択
もちろん以前のように活動できるのはまだまだ先ですし、綱渡りは続きますけれど、さらにリモートスキルを上げるなどしながら可能性を見つけていこうと思っています。
■もう一度、炎症を起こしたら手術を検討
ところで肝心の虫垂炎ですけれども、じつはまだ切除していません。温存中です。6月の入院時は虫垂の炎症がひどすぎて手術ができず、とりあえず腫れを小さくしてから手術しましょうということになりました。いったん退院して7~8月の舞台を務め、8月半ばに再度検査をして「これなら手術できる」となったので、8月末には手術する予定で話は進んでいました。
でも、LINEでそのことを発信すると、知り合いから「盲腸は無用の腸じゃないらしいよ」という反応が返ってきたんです。それが気になってネットで調べてみると、たしかに「盲腸を切った後、3年間は大腸がんのリスクがある」という情報がありました。一般的に虫垂は「現代人にはなくてもいい臓器」と言われていますから、僕も初めはなんのためらいもなく切るつもりでいたんですけど、その決断が揺らぎ、本腰を入れて調べ始め、玉石混交する情報をじっくり精査したうえで医師ともきちんと話し合い、僕の場合は「切らない」という決断をしました。主治医の先生と「もう一度、虫垂が炎症を起こしたら切ろう」という話の下、今に至っています。