虫垂炎のIKKANさん 医師と相談して「切らない」ことを選択
虫垂にはまだ発見されていない重要な役割があって、命を救ってくれることがあるかもしれない。そのときになって「あのとき、切らなきゃよかった」と後悔したくないじゃないですか。
そもそも虫垂炎になったのは、一連の精神的・身体的なストレスからだと思っているので、そこを用心すれば大丈夫なんじゃないかと考えたりもして、今はストレスをなるべく少なく生きようと努めています。
ちょっとでもどこかが痛ければ病院に行きますし、知り合いに相談するようになりました。人に相談するのは嫌いだったんですけど、大事に人と付き合っていると、いざというときに手を貸してくれる。友人は大事にしようと思いましたね。まだコロナによる苦しい時期は続くと思いますが、お客さんを応援するのが芸能の役目。いつだって、みなさんにエールを送る立場でいたいと思います。
(聞き手=松永詠美子)
▽いっかん 1971年、北海道生まれ。声優としてNHK・Eテレやディズニー・チャンネルを中心に多数出演し、声優講師も務める。劇団ツラヌキ怪賊団主宰かつテアトル・エコー所属俳優。サンプラザ中野くんのユーチューブ番組「サンちゃんねる」の演出や、電子漫画ピッコマでの「VOLTAGE~ビューティフル・ランナー~」の原作も手掛けている。2月10~14日に池袋シアターグリーンBOXinBOXで、脚本・演出した舞台、カメジルシ演劇団「まいっちんぐマンガ道」を公演予定。