坂本昌也
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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

副反応の報告も それでも新型コロナワクチン打つべきか

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスワクチン接種がいよいよ始まりました。

 ご存じの通り、17日から医療従事者の接種が開始。3~4月くらいから重症化リスクの高い高齢者の接種が始まり、それ以降、基礎疾患のある人や高齢者施設などの従事者、次いで一般の人への接種が開始される予定です。

 優先接種の対象となる「基礎疾患のある人」とは、慢性の呼吸器の病気、慢性の心臓病(高血圧を含む)、慢性の腎臓病、慢性の肝臓病、糖尿病、血液の疾患、免疫機能が低下する病気、免疫機能を低下させる治療を受けている、睡眠時無呼吸症候群、BMI30以上の肥満など。

 糖尿病の人は、これまで繰り返しこの連載で述べている通り、感染リスクが高いわけではありません。しかし、血糖コントロールが悪ければ、重症化するリスクが高い。ですから優先接種の対象となっているわけですが、患者さんの中には、ワクチンの副反応を心配し、ワクチン接種を躊躇している人もいるかもしれません。

 もし私が、患者さんから「打つべきでしょうか?」と聞かれたら、「打つべきです」と強く勧めます。確かに、先行してワクチン接種が始まった欧米からは、副反応の報告があります。

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