新型コロナワクチン接種後に感染「魔の2週間」説は本当か
接種から1日以上たってから受けた新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたのは379人。その大多数(71%)が最初の投与から2週間以内だった。また、ワクチンを2回接種した人のうち陽性だったのは37人。内訳は2回目の投与から1~7日に陽性だったのは22人、8~14日で8人、15日以上で7人だった。
論文ではワクチン接種後に新型コロナウイルスが陽性となる絶対リスクは、UCSDで1・19%、UCLAで0・97%としている。これらの率は、モデルナ製のワクチンおよびファイザー製ワクチンの試験で報告されたリスクよりも高くなっていたという。
医療水準が高く、感染防御力が強い米国大学の医療従事者向け接種でも100人に1人は接種後2週間以内では感染リスクがあり、人に感染させるリスクがあるということだ。ワクチンを打てば即宴会も旅行もOKなんて思ったら大間違いだ。