「暗い部屋で本を読むと目が悪くなる」のは本当か?

公開日: 更新日:

 また、「暗い部屋で本を読む」シチュエーションは恐らくベッドなどで横になっていると思いますが、その際、眼球は自律神経によって外側に回転します。これを「回旋」と言います。寝た状態で本を読むときには、目の周りの筋肉(外眼筋)を使ってこの回旋を戻す必要があり、余計に疲れてしまいます。電車や車内で読書をするときにも同様に視線を固定するために外眼筋を使わなければならず、眼精疲労の原因となります。

 暗い場所で読書することは複数の要因から目に負荷を与えていることは確かといえるでしょう。

▽荒井宏幸(あらい・ひろゆき) 1990年防衛医科大学校卒業後、同大学付属病院眼科、93年自衛隊中央病院眼科および国家公務員共済組合三宿病院眼科、96年岡田眼科眼科部長、98年クイーンズアイクリニック院長、99年みなとみらいアイクリニック(旧南青山アイクリニック横浜)・主任執刀医、2010年からは医療法人社団ライト理事長も務める。

【連載】名医が答える病気と体の悩み

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ