著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

痛いのは処女膜が厚くて破れにくい「処女膜強靭症」だから?

公開日: 更新日:

 性交痛が全然治らない場合、生まれつき処女膜が厚くて破れにくい「処女膜強靱症」を疑うことがあります。そういう人が多いせいか、処女膜強靱症をキーワードにネット検索すると、美容整形外科クリニックがズラリと出てきます。

 処女膜強靱症と診断されると、婦人科で保険適用の手術が受けられるのですが、美容整形外科では自費診療のところも珍しくありません。

 一方、これまで会った婦人科医たちからは、「処女膜強靱症はめったにいない」「そういう症例を持つ患者に出会ったことがない」と聞きます。めったにいないはずの症例を持つ患者が、美容整形外科に行って手術を希望するのか。これについて考えてみました。

 処女膜というと誰もが知る名称。でも、「膣を塞いでいる薄い膜」と認識している人が多いですが、それは間違いです。

 処女膜は、決して膣を「塞いでいる」のではありません。膣の入り口近くに位置する伸展性があるヒダで、性交未経験でもタンポンも使えます。

 ヒダが囲む穴の形状、大きさ、ヒダの厚さ、伸びはさまざまで、伸びがよければ初体験でも痛くないし、出血もしない。激しい運動や日常行動で破れることもあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ