新しい乳がん検診「ドゥイブス法」は見逃しが少なく痛くない

公開日: 更新日:

 乳がん検診には、乳房を挟んで撮影する「マンモグラフィー(以下=マンモ)」があるが、「痛い」という女性は少なくない。放射線被曝というデメリットもあり、受診率の低さにつながっている。豊胸手術をした人は中に入れたインプラントが壊れる可能性があり、医療機関側から検査を拒否されることも。

「次に、たとえマンモを受けても、日本人は『高濃度乳房』が多く、がんを見逃されやすい」

 高濃度乳房とは、乳房に占める乳腺組織の割合(乳腺濃度)が高いことで、高い順に「高濃度」「不均一高濃度」「乳腺散在」「脂肪性」と分類される。一般的に若いうちは高濃度が多数で、加齢とともに乳腺濃度は低くなるが、日本人は年を取っても高濃度の人が多数を占め、高濃度と不均一高濃度を合わせると半数ほどが該当。高濃度乳房は病気ではないが、マンモでは乳房全体がほぼ白く写るため、がんが見つかりづらい。

「超音波検査も併用すれば高濃度乳房でも、がんを発見できる率は高まります。しかし、超音波技師の数は十分ではありません。また、高濃度や不均一高濃度を受診者に報告することは義務化されていません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  5. 5

    中森明菜が小室哲哉、ASKAと急接近! “名曲製造機”との邂逅で「第2の黄金期」到来に期待

  1. 6

    「色気やばい」山﨑賢人のタバコ姿が大反響 韓国で路上喫煙の宮根誠司との反応に“雲泥の差”

  2. 7

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  3. 8

    中野サンプラザ、TOC、北とぴあ…都内で建て替え計画が相次ぎ頓挫する理由

  4. 9

    岩井明愛・千怜姉妹が大ピンチ!米ツアーいまだポイントゼロで「リシャッフル」まで残り5試合

  5. 10

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”