コロナ禍で人気に拍車「カラコン」による目のトラブルには要注意

公開日: 更新日:

「本来、カラコンを含むコンタクトレンズは高度管理医療機器であり、法律に基づき品質、有効性及び安全性が確認され国に承認されたものを適正に使用しなければなりません。そうでなければ重篤な眼障害を起こす可能性があります。ところが、視力補正を目的としないカラコンのなかには海外から輸入され、インターネットなどによって販売されているものがあります。これらは国内承認を得ていない製品もあり、トラブルがあっても製造元に連絡することは難しく、補償もありません」

 カラコンでのトラブルで多いのは「色素沈着」と「酸素透過性不足」だ。

 色素沈着はカラコン装着中にレンズの着色剤が角膜にくっついてしまうトラブル。そのまま使い続けると、角膜に炎症が起き、痛みや充血などのトラブルが起きる。

 酸素透過性不足は、通常のコンタクトレンズでも問題になるが、カラコンではその値が通常レンズの半分以下というケースもある。

「この値が低いレンズを長時間使用すると目が酸素不足となり、傷がつきやすくなり、感染症にかかりやすくなります。なかには角膜上皮の欠損だけにとどまらずその下にある角膜実質まで障害される角膜潰瘍を起こすこともあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 4
    芸能事務所の社長には「三浦友和のNGみたいな子はいらないのよ」と言われた

    芸能事務所の社長には「三浦友和のNGみたいな子はいらないのよ」と言われた会員限定記事

  5. 5
    巨人・坂本勇人「一塁手で一軍復帰」に現実味…本人、チームともメリット盛りだくさん

    巨人・坂本勇人「一塁手で一軍復帰」に現実味…本人、チームともメリット盛りだくさん

  1. 6
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7
    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

  3. 8
    “もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機

    “もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機

  4. 9
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  5. 10
    ヒデとロザンナ(6)8歳年上の東洋人にロザンナは「やばい、運命の人だわ」と直感し…

    ヒデとロザンナ(6)8歳年上の東洋人にロザンナは「やばい、運命の人だわ」と直感し…会員限定記事