著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

子供の将来のためにも今日からバランスの取れた食生活を

公開日: 更新日:

 18年の調査では両親ともに喫煙者の男子学生の喫煙経験率は20.5%、女子学生では6.8%。一方、両親がそろって非喫煙者の場合は、それぞれ9.9%、2.2%。つまり、両親が喫煙者の場合は、非喫煙者の場合に比べ、子の喫煙経験率は男子学生で約2倍、女子学生で3倍になることがわかったのです。

 また、父親が喫煙者の子の喫煙経験率は、非喫煙の父親に比較し男子学生は約1.5倍、女子学生では2倍、そして喫煙の母親の場合には、男女ともに、子の喫煙経験率が非喫煙の母親に比べておよそ2倍だったとのこと。

 親の影響は大きいと、考えられますね。

■週に1回、家族全員で体重計に乗ってみては?

 一度に、たばこ、お酒、運動、寝る間際の食事睡眠の改善に取り組めなければ、ひとつずつでもいい。漠然と始めるより、目標となる数字を設定した方が成功しやすいですので、週に1回、家族全員で体重計に乗るルールを作るのはどうでしょう? 


 いまから100年ほど前、ハーバード大学の言語学者であり哲学者のジョージ・キングズリー・ジップが「ほとんどの人の場合、努力次第で乗り越えられる些細な困難も、それを目の前にすると引き返してしまう」という言葉を残しています。

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