睡眠不足はアルツハイマー病の原因物質を脳に蓄積させる
朝、目覚まし時計に頼らなくても爽快な気分で目が覚め、日中は眠気に襲われることなく高いパフォーマンスを維持したまま作業ができ、夜になると自然と眠くなる……。こうなっていれば、自分に適した睡眠時間を確保できているのでしょう。
ちなみに、昼過ぎに眠くなるのは体内リズムに沿った自然な現象の可能性もあります。そんな時は、15~30分ほどデスクにうつぶせになって目を閉じる「昼寝」は認知症予防として推奨されています。「そんな短い時間では眠気を解消できない」というようなら、それは夜間の睡眠不足が考えられます。
睡眠は、眠るための時間の確保も大切なら、質を向上させる工夫も必要。枕元にスマートフォンを置き、眠る直前までメール、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどのチェックをしていませんか? 自律神経のうち、活動時に働く交感神経が優位になり、眠りの質が低下します。
休日だからと寝だめはせず、大体同じような時間に起き、太陽光線をなるべく浴び、体を動かし、バランスの取れた食事を取る。睡眠の質を高める方法としてよく言われていることですが、できていない人が多い。今の習慣の何を変えればいいのか、改めて見直してみてはいかがでしょうか?