著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

「靴」を変えれば膝痛が改善する? 6割が効果を実感 豪州の研究グループが発表

公開日: 更新日:

 それでも参考になりそうな論文もいくつかあります。たとえば2021年にオーストラリアの研究グループが発表したものは、フラットで柔らかい靴と、安定したサポート力のある靴で、どちらが膝痛に効果があるかを調べたものです。平均年齢65歳の164人の男女を2組に分け、それぞれの靴を半年間履いて生活してもらって、膝の痛みがどうなったかを判定するというものでした。

 その結果、安定した靴を履いていた人のほうが、膝の痛みが軽減する割合が高かったといいます(約60%)。さらに安定した靴を履いていた人の11%で、機能的にも改善が見られたそうです。ほかにも膝以外の体の痛みの改善にも効果があったとしています。

 もちろん個人差はあると思いますが、自分に合った良い靴を選ぶことができれば、膝痛だけでなく、腰痛や肩凝りなども予防・改善ができる可能性が示されています。膝の健康は靴選びから、ということが言えそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値