尿路感染症以外にも尿に色がつくケースは多く、医薬品の副作用により筋細胞が融解・壊死する「横紋筋融解症」などが発生した時には、コーラ尿と呼ばれるような茶色の尿が出ることもあります。筋肉のタンパク質(ミオグロビン)が尿中に排出されることで茶色になるのです。また、メラニン色素を産生するメラノサイトという細胞ががん化して発生する「悪性腫瘍」では、分泌される色素のために尿が黒くなる場合もあるようです。
このように、何らかの疾患が原因で尿に変化が表れる可能性があるので、自分の尿の変化は毎日確認しておくとよいでしょう。