著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

求める補聴器のニーズは利用者それぞれ 最新式が合うとは限らない

公開日: 更新日:

 ご提案した補聴器は、人気の充電式でもなく、売れ筋の小さくて目立ちにくい電池式でもない、本体も電池も一番大きなタイプを選びました。通常、電池の持ちは、充電式では約1日、電池式では1週間程度ですが、提案したものはカタログ値で最大320時間持ち、2~3週間に1度の交換でOKです。これならショートステイでお泊まりしても大丈夫だと喜ばれました。

 この経験で、一人一人のニーズは違うと改めて感じました。今回は、毎日の充電は本人ができないので、息子さんが2週間に1度電池交換する、というニーズでした。最近の人気商品が必ずしもご本人に合うとは限りません。ですから、補聴器を買う時はぜひ自分の生活スタイルや状況など、いろいろお話ししてください。一番合うものを一緒に選びましょう。

 この親子は、テレビを見ながらご飯を一緒に食べ、ぽつりぽつりですが会話を楽しめる時間が持て、ショートステイ先でも職員さんのお話が聞け、快適に過ごされているようです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…