がん患者が生きがいを感じながら働けているか…繰り返し調査が必要
正月は、たった一人の孫、3歳になったばかりの男の子が来てくれました。一番の楽しみでした。毎週、送られてくる動画では会っていましたが、やっぱりじかに会うのが最高です。みんな健やかであることが一番大切とつくづく思いました。
■かつての患者から年賀状が届いた
40歳女性のAさんから届いた年賀状は、うれしい知らせでした。
「がんと診断されてから、再発なく、昨年で5年経ち、6年目に入りました。万歳です。いろいろ相談にのっていただきまして、ありがとうございました。職場の部署は替わりましたが、うまく働けています。息子は今年で小学6年生になります」
そうか、息子さんに会った時は、たしか小学校に入学して間もなくだった。良かった、良かった。
年間約100万人が、がんと診断される時代です。生涯で2人に1人ががんに罹患し、がん患者の3分の1は20歳から65歳、働き盛りの方なのです。がんが早く制圧されることが最も大切ですが、がんと診断された方の仕事や就労も生きていくには大切なことです。