病気をいち早く見つける「スマートウエア」って何だ? 着るだけで心拍数をチェック

公開日: 更新日:

 一定時間内に心臓が拍動する回数を示す心拍数は、健康のバロメーターだ。この測定に役立つ画期的なウエアが、立命館大学スポーツ健康科学部の塩澤成弘教授らによって開発された。

 ◇  ◇  ◇

 高心拍数の人ほど脳卒中心臓病の発生率、死亡率が高いことが、複数の調査で報告されている。

 心臓が正しく拍動しているかは心電図検査を受けなければならないが、心拍は脈拍と同じリズムなので、脈拍を測ればだいたいの心拍数が分かる(不整脈があると正しく出ないので例外もある)。

 病気のリスクが高くなる40歳以上は、健康診断での心電図検査に加え、日頃から脈拍をチェックし、異常であれば原因を突き止め、対策を講じるべき。

 とはいえ、実際にやっている人は多くないだろう。塩澤教授が言う。

「心拍数をはじめとする生体情報は、測定するセンサーが搭載された時計やバンドなどの器具を装着してもらわなくてはならない。私は生体計測の研究をしているのですが、腕時計型の小さく軽い計測器でも、“プラスアルファで新たに付けてください”というのは継続研究でもそうなのですから、不調などない人に『健康のために装着を』と言っても、なかなか受け入れてもらえないでしょう。そこでふと思い付いたのが、『服を着ないで外出する人はいない。服にしてしまえばいいのでは』ということでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い