著者のコラム一覧
清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

真夏の野外フェス…煌々と光るステージライトが頭痛を誘発することがある

公開日: 更新日:

 とはいえ、せっかくフェスに行ったのに頭痛を気にしてばかりいるのも興ざめではありますね。片頭痛持ちの人がフェスに行く際は、せめていざというときのために頭痛薬を持参するようにしてほしいと思います。

 今年の夏は久しぶりに帰省したり、旅行を楽しむという人も多いのではないでしょうか。夜間に高速バスを使って移動するという方もいらっしゃると思いますが、片頭痛持ちの人は座席選びに気をつけていただきたい。

 私はバスの前輪と後輪の中間ぐらいの座席をおすすめします。バスに乗っていると感じる微妙な振動は、過敏な脳を持つ人には影響が大きいもの。後部座席はエンジンの真上であるため、揺れの影響で脳が興奮状態に陥りやすい。

 では前方はどうか。バスの前方は大きな窓になっていますね。対向車線を走る車のヘッドライトや、朝日などの強い光が目に入ることで頭痛を誘発する恐れがあります。予防の意味を込めて長時間バスに乗る際には真ん中あたりの席を選ぶようにしましょう。

 先日取材に来た片頭痛持ちの女性記者は、郊外のアウトレットに行く際に高速バスをたまに利用するとのこと。「渋滞に巻き込まれ本来2時間程度の乗車時間が長くなると、頭痛が起きることがある」と話していました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在