【肺がん検診】発見は1万人に3人…低線量肺がんCT検査の希望者が増えている
では検診で、実際にどのくらい肺がんが見つかるのでしょうか。日本医師会の「データで見るがん検診」というサイトに平成28(2016)年度のデータがまとめられています。それによれば、肺がん検診受診者1万人に対して、要精密検査となった人が160人、最終的に肺がんと診断された人が3人となっています。
ところが、肺がん患者は大腸がんに次いで2番目に多いのです。対策型のがん検診では早期発見できないものがかなり多いということでしょう。
そのため、任意型のCTを用いた肺がん検診を行う病院が増えてきています。「低線量肺がんCT検査」と呼ばれるもので、通常のCT検査と比べて被ばく量は10分の1で済みます。料金の相場は1万5000円程度です。