四肢麻痺の妻の介護で退職した夫 誕生日にはベッドをデコレーションして祝福
「お腹が折れ曲がるような体勢が」(夫)
「横隔膜とかで肺が圧迫されたのかな。お腹のほうも腸管が一時的に詰まってはいたけど、それが解除されたんでしょうね。念のために採血させてください。それと胃ろうの水が漏れていないかのチェックもしますね」(私)
「はい」(夫)
患者さんの誕生日にはベッド回りをきれいにデコレーションして祝い、愛情深く介護されている旦那さんに、私たちもいつも励まされています。介護の形はさまざま。患者さんとご家族の意向を尊重し、寄り添い、サポートするのが、在宅医療のあり方だと考えています。