年末年始の「風邪」「胃腸トラブル」「疲労感」に役立つ漢方薬はこれだ

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 桂枝湯は、虚弱体質で寒がりの人に向いている。服用後、暖かい布団に入り体を温めると、より効果的だ。

 なお寒性風邪は、進行すると熱性風邪に転じることがある。その場合は熱性風邪の漢方薬を。

【熱性風邪】

 発熱が強く、寒けが弱い。喉の渇き、腫れ、痛み、黄色く粘り気のある鼻水や痰が見られる。駆風解毒湯(くふうげどくとう)や銀翹散(ぎんぎょうさん)、銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)が有効だ。

「解熱・解毒の働きがあり、喉の炎症による症状が顕著に出ている場合に適応します。内服する時は、食後30分ほど経ってから。“冷やす生薬”が多数配合されており、空腹時に飲むと胃にさわる恐れがあります」

 駆風解毒湯はトローチタイプもある。喉の渇きや違和感があったら、まずはトローチタイプからケアするといい。

【その他】

 胃がむかつき食欲がない。頭痛や体の重だるさ、口の中の粘つきがある場合は、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)。   

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