年末年始の「風邪」「胃腸トラブル」「疲労感」に役立つ漢方薬はこれだ

公開日: 更新日:

 桂枝湯は、虚弱体質で寒がりの人に向いている。服用後、暖かい布団に入り体を温めると、より効果的だ。

 なお寒性風邪は、進行すると熱性風邪に転じることがある。その場合は熱性風邪の漢方薬を。

【熱性風邪】

 発熱が強く、寒けが弱い。喉の渇き、腫れ、痛み、黄色く粘り気のある鼻水や痰が見られる。駆風解毒湯(くふうげどくとう)や銀翹散(ぎんぎょうさん)、銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)が有効だ。

「解熱・解毒の働きがあり、喉の炎症による症状が顕著に出ている場合に適応します。内服する時は、食後30分ほど経ってから。“冷やす生薬”が多数配合されており、空腹時に飲むと胃にさわる恐れがあります」

 駆風解毒湯はトローチタイプもある。喉の渇きや違和感があったら、まずはトローチタイプからケアするといい。

【その他】

 胃がむかつき食欲がない。頭痛や体の重だるさ、口の中の粘つきがある場合は、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)。   

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差