年末年始の「風邪」「胃腸トラブル」「疲労感」に役立つ漢方薬はこれだ

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 空咳や痰が喉に絡むなら桔梗湯(ききょうとう)。止まらないくしゃみや大量の透明な鼻水には小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が効く。

「よく風邪をひく人は、予防的に漢方薬を服用するのも手です。普段から疲れがたまりやすく、胃腸の調子がいまいちの人には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)。疲れやすさに加え顔の血色が悪く、貧血、冷えがある人は十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)がいいでしょう」

■胃腸トラブル

【食欲不振】

「胃腸の働きを高める代表的な処方が、六君子湯(りっくんしとう)です。冷たい飲食物を取ると胃腸トラブルが生じる場合は人参湯(にんじんとう)、慢性的に下痢が見られる場合は参苓白朮散(じんれいびゃくじゅつさん)もいいです」

【食べ過ぎ】

「安中散(あんちゅうさん)や平胃散(へいいさん)を常備しておいてはいかがでしょう。暴飲暴食による胃腸トラブルには大柴胡湯(だいさいことう)も効果的です。下剤成分が入っているため、症状が解消したら服用を中止してください」

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