著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

がん予防に「黒砂糖」が効果的? 日本の研究チームが報告

公開日: 更新日:

 中央値で13年半にわたる追跡調査の結果、黒砂糖の摂取頻度と死亡リスクに明確な関連性を認めませんでした。しかし、がんの発症リスクについては、黒砂糖の摂取が低頻度の人と比べて高頻度の人で41%、統計学的にも有意に低下しました。論文著者らは「黒砂糖の過剰な摂取は避けるべき」としながらも、「健康に及ぼす具体的な影響を確認するためにさらなる研究を行うべきである」と結論しています。

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