花粉症シーズン到来!「鼻ブラシ」開発者が語るメリットと注意点
■ムズムズが止まり熟睡できたとの声も
実際に60代記者も数回使ってみたが、使用後は鼻の通りが良くなった。知り合いの女性にも試してもらい、就寝前に鼻がムズムズした際に鼻ブラシしたところ、鼻が通ってぐっすり眠れたという。
記者は使用前に「鼻毛にダメージを与えて脱毛させるのではないか」との懸念があった。鼻毛は鼻の中の湿度を保ち、花粉だけでなく細菌やウイルス、ホコリなどの異物をキャッチして外に運び出す重要な働きがある。しかし、使用期間中に鼻毛が抜けた感じはなかった。
ただし、歯ブラシでもごくまれではあるが、使用中の転倒や乱暴な使い方によりブラシが奥に突き刺さるなどの重大事故が報告されている。鼻は口に比べて奥行きが浅いうえ、脳に接しているため、歯ブラシ以上にリスクがある。子供や高齢者、認知症の人など繊細で正確なブラシの動きを制御できない人は使ってはいけないと感じた。保管には細心の注意が必要だ。最低限、細菌やカビが繁殖せず、家人に不快感を与えない場所を確保すべきだ。