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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【香酢】美肌や疲労回復に役立つ栄養素が豊富で夜に摂りたい

公開日: 更新日:

 最近の研究で香酢に含まれる豊富なアミノ酸について注目が集まっています。香酢には、人間が体内では合成できないため必要とされる必須アミノ酸をはじめ、さまざまなアミノ酸が豊富に含まれていることがわかりました。

 また、非必須アミノ酸にはなるものの、皮膚の角質層で水分が蒸発しないように保湿を行う天然保湿因子の構成成分であるセリンやグリシン、アラニンも豊富。香酢を摂ることで体に必要なアミノ酸や天然保湿因子がたくさん生成されて、美肌効果が得られる可能性があります。

 さらに、疲れのもとである乳酸を分解し、エネルギーに変えて疲労を回復させてくれる働きのあるクエン酸も豊富です。クエン酸はビタミンCと一緒に摂ることで、鉄の吸収が促進され、貧血予防に効果的とされています! ビタミンCは黄色のキウイや赤・黄パプリカに豊富なので、一緒に取り入れてみるのもよいですね。

 肌の再生や疲労回復は就寝時間により行われるので夜に摂取するのがおすすめです。香酢をメインの食事とすることはほとんどないため調味料の利用にはなるでしょうが、少しずつ日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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