災害時の応急処置(4)突き刺さっている異物をうかつに抜いてはいけない

公開日: 更新日:

応急処置は「それ以上悪化させない」ためのもの

「ケガの応急処置は、病院に行くまで“つなげる”ためのものであって、それを行えば治るというものではなく、『それ以上悪化させない』ためのものです。応急処置をすることで、自分自身やケガをされた方の苦痛が少しでも軽減されればいい」

 そう話すのは、同じく東京消防庁の木村和巳消防司令(同㊧)だ。

「人口の多い東京都では、災害時にわれわれのような消防や救急隊、いわゆる公助がみなさんのもとに行ける可能性は高くないと思います。ですから、自助や共助がとりわけ必要になってきます。なるべく多くの方が応急処置の知識を持ち、災害に備えていただくことが重要です」

 首都直下地震はいつ発生してもおかしくないとされる。いざという時のために、さまざまな備えを心がけておきたい。 (おわり)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出