40代でも危険…要介護リスクを上げる「ロコモティブシンドローム」4つの困難を見逃すな

公開日: 更新日:

「よく聞かれる質問として、『年を取ると、みんな足腰が弱くなる?』というものがあります」

 こう言うのは、埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授の山田恵子医師。これはイエスでもあり、ノーでもあると続ける。

「年を取ると確かに足腰が弱りますが、人によってかなり個人差があります。年齢と歩行機能を調べた論文に対し、集団の平均値では加齢とともに歩行機能が徐々に落ち、70代で急激に低下します。一方、個人の低下に注目すると、ある人は80代までほとんど低下しない、ある人は65歳くらいで一気に、ある人は50代で少しずつ低下が速くなり80を越えたらもっと悪くなる。『70代で歩行機能が低下するから対策を』ではなく、悪くなり始めのサインを見分けて、その人に合ったタイミングで対策を講じる必要があるのです」

■1つでも該当したら要注意

 日本整形外科学会では、20代以上の男女1万人を対象に、体の状態や生活状況に関する調査を実施し、整形外科への通院患者を対象とした先行研究とあわせて分析した。結果、ロコモになる前の最初の兆候「ロコモサイン」が初めて明らかになった。それは「4つの困難」だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメンテーター「早口すぎて何を言っているのか聞き取れない」ワースト5はこの人たちだ

  2. 2

    政府また《年寄りいじめ》…高齢者医療費「窓口負担3割」適用拡大に《裏金、政策活動費を使え》批判の当然

  3. 3

    NHK紅白歌合戦にSnow Man&新旧キンプリメンバー担ぎ出す動き…昨年は過去最低視聴率

  4. 4

    高市早苗が総裁選で猛追!「選挙の神様」が陣営に加勢 都知事選で石丸伸二を2位に押し上げたプランナー

  5. 5

    悠仁さま進路先めぐる情報「根拠ない」は本当か? 秋篠宮家側近の“あやふやな説明”

  1. 6

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  2. 7

    森保Jの爆勝スタートの裏に2人の立役者…移動、練習環境、雰囲気づくりで好アシスト

  3. 8

    長澤まさみ「Fカップ美巨乳ヌード」 衝撃情報の“真偽”

  4. 9

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  5. 10

    “多様性女王”大坂なおみの面目躍如…彼女にしかできないド派手衣装で登場、度肝を抜いた