若くても「骨粗しょう症」 食事少なく、運動ゼロの「痩せ」が危険…あなたやあなたの娘さんは大丈夫?
骨粗しょう症で早期の治療が重要なのは、それがきちんとした結果を出すからだ。一方、骨粗しょう症の治療をせず度重なる骨折を起こしていると、寝たきりリスクが上がるほか、健康関連QOLが低下する。
「最も多い椎体骨折では背中が曲がるので、肋骨が腹部を圧迫することによる逆流性食道炎、腰痛、寝返りを打てず不自由、見かけの問題などがあります」
骨密度や骨の質は、年を取ればだれもが低下する。骨粗しょう症は、いずれは自分に降りかかる病気であることをしっかり念頭に置こう。
■リスク因子と対策
骨粗しょう症は年齢のほか、リスク因子がある。病的な痩せ、飲酒・喫煙、両親の大腿骨近位部骨折歴、糖尿病、早期閉経(45歳未満)などだ。
一方、骨粗しょう症対策としては運動(スクワットなど)と食事が重要。食事では、カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・タンパク質を多く含む食品、野菜、果物が推奨されている。