少し懸念されるのは、今月下旬に始まる春節(中国の旧正月)です。2025年の春節は1月29日で、中国では1月28日から2月4日までの8連休となる方も多いとのことです。中国では大型連休前後に延べ90億人の移動を見込んでおり、感染拡大が懸念されるのです。円安ということもあり、日本への観光客も増加するかもしれません。
ヒトメタニューモウイルスに対しては、特定の治療薬やワクチンはありません。インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスと同様に接触感染や飛沫感染により広がるため、感染を防ぐには手洗いやアルコール消毒、マスクの着用など一般的な対策が有効です。