猫の蓄膿症こと「副鼻腔炎」治療法は? 点鼻薬とともに“こより作戦”が重要

公開日: 更新日:

 子猫が猫カゼ(猫ウイルス性鼻気管炎=FVR=か猫カリシウイルス感染症=FCV)にかかると、ぐったりしたり、目ヤニや鼻水がひどくなったりして受診されることがあります。

 猫カゼの治療にはインターキャットがとても効果的ですが、飼い主さんの自己判断で再診をしないと、二次的な細菌感染を起こし、副鼻腔炎になることが少なくありません。

 その細菌が副鼻腔に停滞すると、慢性副鼻腔炎になるネコちゃんもよくいます。そう、蓄膿症です。ヒトも黄色っぽい鼻水や鼻づまり、鼻声に悩まされることがあり、ヒトでも猫でもありふれた病気です。

 猫の場合、若ければ治療は物理的に細菌や膿を除去します。麻酔してこめかみの辺りにドリルで穴を開け、管を通して丁寧に洗浄を繰り返すのです。毎日、あるいは1日おきくらいで7~10日程度。きちんと繰り返せば、感染部位はキレイになり、細菌も膿もなくなり、穴も自然にふさがります。

 ただ、この治療法を飼い主さんに説明すると、かわいそうと言われることがほとんど。あまり行わなくなりました。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース