家庭科教諭が「霊能力者」になりすまし…不妊治療だと30代知人女性の下腹部を“エロ霊視”
「山下は女性の家族と数十年前から交流があり、日頃からいろいろな相談に乗る仲だった。長い付き合いだったため、女性も山下のことをすっかり信じ込んでいた。長崎からの渡航費を含め、東京での宿泊代や食事代まで女性が払うこともあったそうです」(捜査事情通)
そんな折の昨年8月下旬、都内で65歳のエロペテン師が準強制性交罪でパクられた。男は「子宮に悪いエネルギーがたまっている。取り除かないと良いエネルギーが入らない」と言って、<修行>と称して若い女性の体をもてあそんでいた。
「そのニュースを見たことをきっかけに、女性はマインドコントロールが解けた。それまでは治療だと思い込んでいたが、自分も性被害に遭っていることに気づいたのです」(捜査事情通)
女性は知人や家族に相談し、昨年9月、警察に被害届を出した。
調べに対し、「だます気はなく、治療の一環だった」と容疑を否認している山下容疑者は、離島や農業高校勤務を経て、口加高校に赴任して今年が4年目だった。
「地元自治体と協力して生徒たちと一緒にボランティア活動をしたり、栽培した香草を使ったパン作りなどに取り組んできた。今年1月には口加高校で『世界の食を楽しむ料理教室』を開催し、ウクライナとロシア料理の作り方を教えていました」(地元関係者)