星野監督の難病「黄色靱帯骨化症」とは?-専門家に聞いた
■巨人・越智は3時間に及ぶ手術
星野監督は楽天の監督に就任した11年ごろから、持病の腰痛や座骨神経痛に苦しんでいた。昨年10月の巨人との日本シリーズ中に悪化し、痛み止めを飲みながら采配を振っていた。
「手術するか否かは、尿が漏れるか、足が麻痺しているかが判断の基準になります。頻度的には少ない病気ですが、ここまでやってこられた方ですし、復帰は十分可能です」(神戸准教授)
12年5月にこの病気を発症した巨人の越智は、6月に3時間に及ぶ大手術。「ヒザから下がしびれて麻痺に近い状態だった。先生に完璧に動けるまで2、3年と言われた」と話している。想像を絶するリハビリを乗り越え、現在は二軍で復帰しているものの、一軍登板はいまだ果たしていない。
ただでさえ激務のプロ野球の監督業。特にパ・リーグは北は札幌から南は福岡までと移動距離が長く、体への負担が大きい。67歳という年齢もネックになる。球界を長く支えてきた闘将は、再びグラウンドに戻れるのか。