「原因はなんだか分からない」 松坂が激しい腹痛で緊急降板
メッツ・松坂大輔(33)が15日(日本時間16日)のパドレス戦に4勝目(0敗)をかけて先発したが、1回を投げ終えたところで降板した。苦悶の表情を浮かべながらベンチに引き揚げる足取りは重そうだった。チームの発表によれば、激しい腹痛を訴えたという。
先発ローテーション定着を狙う松坂に異変が生じたのは一回。2死走者なしから3番スミスを四球で歩かせた直後だった。腹を抑えながら苦しそうな表情を見せた。
異常を察知したコリンズ監督はトレーナーを伴い、ベンチから飛び出して状態を確認。そのまま続投し、ヘッドリーを一ゴロに抑えて、この回は辛うじて乗り切った。
ベンチに戻っても状態は回復しなかったのだろう。コリンズ監督と握手を交わすと、そのままクラブハウスへと姿を消した。
松坂は試合前に球場で何度も嘔吐(おうと)したそうで「腹痛になったり、吐いたりした原因は何だか分からない。朝も(クラブハウスで)チームメートと同じものを食べましたし、昨夜も生ものは口にしていない。急でした」と青白い表情で話した。
登板後にはクラブハウスで点滴などの処置を施して回復したとはいえ、コリンズ監督は16日のカージナルス戦からブルペン待機させる方針をほのめかした。