アジア系初のMLB監督ドン・ワカマツ語る日本人選手の素顔
――どんな話をしたのですか?
「私はアキ(大塚)と電話で話していて、その時にイチが部屋に入ってきた。彼らはWBCで一緒にプレーした仲間だから、私はイチに電話を代わったんだ。電話を終えて『アキは何て言っていたんだい?』と聞いたら、イチは『あなたは悪い人だって』とジョークを言って笑わせてくれてね。ユーモアのセンスもあるんだよ。彼とはとてもよい関係だった」
――今季はマーリンズで4人目の外野手に甘んじていますが。
「彼はいつもプレーのために入念な準備を怠らない。彼は3000本安打の扉を叩いているけれど、達成できることを私は祈っている。それに彼は未来の殿堂入り選手。日本人として初の殿堂入り選手になるよ」
■日本人捕手は「難しい」
――昨季、ロイヤルズでプレーした青木はいかがですか?
「ノリ(青木)がいなかったらワールドシリーズまで行けなかった。チームには個性があって魅力のある人物が必要で、彼はその部分でも役目を果たしていた。チームメートを笑わせて楽しくさせてくれたり、重要な場面でヒットを打ってくれたり。野球に対してとても真摯で、一生懸命プレーしてくれた。彼は日本とは違い、こちらでは有名ではないかもしれない。でも、とても有能な選手だよ」