経営者が逃げれば紙クズ同然 「ゴルフ会員権」制度は崩壊寸前
ルーセントCCのように競売にかけられても資産価値がなく、入札者が現れないケースも出てくる。
「問題は経営者がいない、責任の所在がないということです。だから一部の人間に好き放題されてしまうのです。仮に競売物件を安く買い叩いて新しいオーナーが現れたら、『オマエら、もう関係ないんだから出ていけ』と言われるのがオチです。せっかく高いお金を払ってメンバーになり、年会費まで納めてきたというのに、経営者に逃げられたらすべてがパー。その瞬間、自分たちの権利がすべてなくなってしまうのです」(前出の会員権業者)
こんな話が次々出てくると、危なっかしくてゴルフ会員権なんて買えない。メンバーにならなくても簡単に予約が取れ、安くプレーできるゴルフ場はゴマンとある。日本のゴルフ会員権制度は完全に崩壊に突入している。