菅野が巨人での3年を吐露 伯父・原前監督との「本当の関係」

公開日: 更新日:

「恐らく、彼ほど日本の決勝進出を強く願っている選手はいないと思う。絶対にリベンジする、と燃えているはずです」

 評論家の橋本清氏がこう言った。野球日本代表の侍ジャパンの一員として、世界野球「プレミア12」を戦う巨人菅野智之(26)のことである。

 菅野は1次ラウンドの米国戦に先発して、5安打2失点で4回降板。二回に先制ソロを浴び、三回に3連打で追加点を奪われた。試合は打線の爆発で逆転勝利。敗戦投手になるのを免れた菅野は試合後、報道陣から「粘りの投球だったが……」と水を向けられ、「粘ったという言葉で終わらせるのは簡単ですけど、最低でも5回までは投げたかった」と下を向いた。

 前出の橋本氏が言う。

「菅野の脳裏には、巨人の原前監督の怒声がよみがえったでしょうね。このプレミア12の開幕前、菅野がこう言っていたのです。巨人監督を退任することになった原さんへの思いを聞くと、『入団してから今年までの3年間、ただの一度もホメられたことがなかった。怒られた記憶しかありません。特にCSの阪神戦の試合後は心底、監督が怖いと思った。本当に、これはぶん殴られる、と覚悟しました。監督に認められる投手になりたい、ならなくちゃいけない、と思わされたし、思ってます』と言っていました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…