金本阪神が垂涎 パイレーツ右腕フェリーズの実力とお値段
シーズン終了後にはFAになるが、今オフのリリーフ投手の市場は飽和状態。160キロ左腕のチャップマン(カブス)、田沢(レッドソックス)らメジャーを代表するリリーバーがFAになるため、フェリーズは大型契約は見込めない。そこで、日本球界への移籍を画策しているというのだ。
■球児のような絶対的守護神が欲しい
メジャー事情に詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。
「今季のフェリーズは直球の最速が96.1マイル(約154キロ)と球威が回復してきました。切れのあるスライダーで空振りを取るシーンも目立つ(61三振)。被本塁打(1試合あたり1.68)の多さはやや気になるが、パワーが劣る日本の打者が相手なら被弾は減るはずです。クローザーなら阪神時代に5度の最多セーブを記録した呉昇桓(現カージナルス)クラスの活躍は計算できると思います」
そんな右腕なら、ぜひとも欲しいのが阪神だろう。中日と最下位を争っているチームは、リーグ最少得点の貧打線もさることながら、不安定な投手陣のテコ入れもオフの課題だ。