貴乃花親方がついに沈黙破る 「加害者に正当な裁きを」
日馬富士による貴ノ岩への暴行問題で、貴乃花親方が26日、福岡県田川市で行われた千秋楽打ち上げパーティーでこれまでの沈黙を破り、出席者に事情を激白した。
パーティー動画によると、貴乃花は冒頭で騒ぎになったことを謝罪し、貴ノ岩のけがの程度について「普通の、転んだり殴られてできる傷ではありません」と指摘。「(貴ノ岩が隠していた)傷口を見て、早期に行動を起こしたまでです」と鳥取警察署に相談した事情を説明した。巡業部長として、他の部屋の力士であっても同じ措置を取ったと語り、「どのような状況であったのか、誰が被害者で誰が加害者か正当に裁きをしていただかなければならない」と断言した。
沈黙を守っていた理由に関しては、これまでの体験から「(マスコミに)しゃべればしゃべるだけ貴ノ岩の傷が癒やされない状況になっていくのは間違いなかった」とマスコミへの不信感をあらわにした。
貴乃花は同日深夜、航空便で北九州空港から帰京。突然の帰京の背景には、「週刊誌か特定のテレビ局の単独インタビューに答えるためではないか」という臆測が囁かれている。