大迫マラソン日本新記録の裏で露呈 陸連“海外進出”の波紋
日本のマラソンの土台をつくったびわ湖毎日(1946年~)、福岡国際(47年~)、別府大分(52年~)がいまも新聞社後援で存続し、瀕死の状態でいる。もともとマラソンの土台は日本陸連が築いたものではなく、後出しジャンケンで、人気が出た60年代にしゃしゃり出てきたもの。選手の海外マラソンへの進出はいいが、陸連は既存の国内マラソンにどう責任をとるのか。よもや、水に流してなどと……。オリンピック後は真っ暗。大迫はレース後、ついに東京オリンピックに出るとは言わなかった。考え方が違うのだ。