また生え抜き看板…巨人“大チョンボ”長野流出の真相と波紋

公開日: 更新日:

 長野の成績が、セの最多安打(173)をマークした12年をピークに下降線をたどっているのは事実だ。打率を4年ぶりに2割9分台に乗せた昨季にしても、出場は116試合にとどまり、得点圏打率は.248と振るわなかった。さる球団関係者は「生ぬるいことをやっていては、4年連続V逸中のチームを再建することはできない」と、結果的に生え抜きスターを相次いで流出させた原監督をかばうのだが、その波紋は小さくない。内海に続く長野退団の衝撃は、チーム内はもちろん、アマ球界にも広がっている。

■「アマ選手の巨人離れが加速する」

 横浜高校の元野球部部長で、これまでにあまたの教え子をプロ野球に送った小倉清一郎氏が、「ルール上、仕方のないことだとは思うが……」と前置きし、こう続けるのだ。

高校野球の現場ではすでに巨人離れの動きが出ています。正直なところ私も、横浜高で指導している頃は、巨人に教え子を預けるのは躊躇した。昨年、ようやく(高卒4年目の)岡本が出てきたとはいえ、他球団と比べて高卒の選手がほとんど出てきません。補強が多いこともあるし、若い選手を育てたり、起用する姿勢が見えませんからね。『取るのはいいけど、ちゃんと面倒見てくれるの?』と言いたくもなりますよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動