相撲協会は歓迎も…トランプ観戦に“わがまま伝統破壊”不安

公開日: 更新日:

■マス席を希望

 一難去ってまた一難だ。

 先場所は横綱白鵬の三本締め問題で揺れた大相撲。5月場所3日目の14日は貴景勝ら3大関全員に土がつくなど波乱もあったが、千秋楽に待ち受けるそれは、誰が勝った負けたの比ではない。

 それが、米国のトランプ大統領の相撲観戦だ。正式に決定したわけではないものの、国技館を訪れることはほぼ確実。協会も親方衆に、「来るかもしれないから、準備だけはしておいてくれ」と通達しているという。

 当然、警備体制は天覧相撲の比ではないはず。親方衆もてんやわんや……と思いきや、案外、そうでもない。

 ある親方が言う。

「我々とすれば、大歓迎。日本の伝統文化に触れてもらえるチャンスですからね。警備? そこは警視庁に任せるしかない。もちろん、我々も注意するが、専門家ではないのでやれることも限られている。それより、心配事が2つあるんです。報道では、『トランプ大統領はマス席での観戦を希望。マス席にイスを置いて、周囲をSPで固める』といわれているが、実はマス席を希望しているのは安倍首相だというんですよ。自分も横のマス席に座って、トランプ夫妻と仲良く観戦ということじゃないですかね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇