4横綱も認めた朝乃山の素質と伸び代 そして来場所への課題
■バーベル挙げ
「ここ数場所は負け越しが多く、今年は4連敗以上が3度。本人も『何か変えなければ』と思ったんでしょうね。今場所前、それまではやったことのなかったバーベル挙げなどを取り入れて、肉体強化に励んでいた。もちろん、それですぐに効果が出たわけじゃないだろうけど、何かしら期するものがあったのではないか」(前出の高砂部屋関係者)
スケールが大きい四つ相撲を評価され、白鵬、鶴竜、さらに引退した稀勢の里(現荒磯親方)と日馬富士の4横綱に可愛がられていた。巡業先でもたびたび横綱から稽古相手に指名されているのは、その素質を見込まれてのことだ。
富山は出世魚で知られるブリが名産でもある。賜杯とトランプ杯の重みを更なる飛躍につなげられるか。