サニブラウン100m9秒台連発で 五輪リレー走者選考は大混戦
■全米大学選手権3冠の可能性も
日本の男子陸上にとって救世主となるのか。
5日(日本時間6日)に開幕した陸上の全米大学選手権に出場する日本のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が、100メートルで追い風参考ながら9秒96の好タイムをマーク。5月11日の全米大学南東地区選手権決勝でマークした9秒99に次いで2回目の9秒台だ。これにより、200メートル(20秒44)と合わせて7日(同8日)の決勝進出を果たした。
個人2種目に加え、400メートルリレーではフロリダ大の第2走者を務め、チームのファイナル進出に貢献。全体1位で通過したタイム(38秒35)は、2010年に中央大学がマークした日本学生記録の38秒54を大幅に上回った。
7日の決勝では初日同様、1日で3レースをこなすだけに「(初日の200メートルは)さすがにガス欠だった。(決勝では)もうちょっと動くように(レースの間に)体をほぐして臨みたい」と意気込みを口にした。