腰痛で3度目抹消…“勤続疲労”G菅野の不安はむしろ精神面
「ズバリ、勤続疲労でしょう。入団1年目からフル回転。毎年、エース格として投げ続け、昨季は自身最多の202回に登板、10完投、8完封というとてつもない数字を残した。ペナントレースでフル回転したうえにCSではノーヒットノーランを達成。疲労が腰にきたのですよ。おまけに前回の抹消期間が最短の10日ですからね。無理を承知で投げ続けた反動です」とは前出のスカウトだ。
菅野は15日の阪神戦で4回6安打4失点と打ち込まれた直後、自ら降板を申し出ている。エースが自分から投げられないと言うのは極めて異例だし、よくよくのことだと周囲はみている。
「腰痛より何より、気持ちが切れてしまったのではないか」と、マスコミ関係者がこう続ける。
「原監督は菅野のメジャー志向を、だれよりもよく分かっています。分かっていながら昨オフの就任直後、親しい人には自分が監督になった以上は巨人で頑張ってもらうしかない、来年(19年)は今年以上にやってもらいたいという趣旨のことを話しています。つまり200イニングを投げてCSでも快挙を達成した以上の働きを菅野に期待していたわけです。本人は体はもちろん、精神的にもいっぱいいっぱいだったのではないか」