腰痛で3度目抹消…“勤続疲労”G菅野の不安はむしろ精神面

公開日: 更新日:

「ズバリ、勤続疲労でしょう。入団1年目からフル回転。毎年、エース格として投げ続け、昨季は自身最多の202回に登板、10完投、8完封というとてつもない数字を残した。ペナントレースでフル回転したうえにCSではノーヒットノーランを達成。疲労が腰にきたのですよ。おまけに前回の抹消期間が最短の10日ですからね。無理を承知で投げ続けた反動です」とは前出のスカウトだ。

 菅野は15日の阪神戦で4回6安打4失点と打ち込まれた直後、自ら降板を申し出ている。エースが自分から投げられないと言うのは極めて異例だし、よくよくのことだと周囲はみている。

腰痛より何より、気持ちが切れてしまったのではないか」と、マスコミ関係者がこう続ける。

「原監督は菅野のメジャー志向を、だれよりもよく分かっています。分かっていながら昨オフの就任直後、親しい人には自分が監督になった以上は巨人で頑張ってもらうしかない、来年(19年)は今年以上にやってもらいたいという趣旨のことを話しています。つまり200イニングを投げてCSでも快挙を達成した以上の働きを菅野に期待していたわけです。本人は体はもちろん、精神的にもいっぱいいっぱいだったのではないか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動