パ混乱の“日ハムクラスター”…球団や栗山監督に不信感増幅
短時間で結果が出るスマートアンプ法は精度が劣ることは選手も知っている。すでに3選手の感染が判明していた中、その陰性結果だけをもって試合を行ったことで選手の不安は増幅。試合中に選手を集めて「今は野球に集中しよう」とハッパをかけた栗山監督に対しても、不信感を募らせているという。
■ボクたちもタイトになる
いずれにしろ、今回のコロナ禍で日本ハムは2日の西武戦と3日からのロッテ3連戦が中止となり、パ・リーグは大混乱だ。今後の開催も不透明で、7日から日本ハムとの3連戦が予定されている楽天の石井監督は、「日本ハムさんも本当に大変な状況。スケジュール通りできるなら(やりたい)。後々のスケジュールがボクたちもタイトになる」と言っている。
中止が続けば、今後の日程消化の問題が表面化するのは必至。1年延期された東京五輪のため、今季はただでさえ8月以降の過密日程が危惧されている。現時点で首位に立つ楽天、2ゲーム差の3位につけるロッテからすれば、夏場以降に本格化する優勝争いに直結する問題だ。最下位に沈む日本ハム以上に、一日も早い収束を願っているはずである。