「当落線上の男」三好康児がジャマイカ戦で存在価値を示す
DFヒメネス(アトレチコ)、ゴディン(カリアリ)という世界最高レベルのCBコンビを切り裂いたことでその名が一躍、世界に轟いた。
当時は川崎から横浜にレンタル移籍している身だったが、同年8月には現所属のベルギー1部アントワープへ。そこでコロナ禍に見舞われながらも2シーズンを過ごし、国際経験を積み重ねた。
「今季はコロナで観客もいない中、1年を戦いました。自分自身は出られない時期もありましたけど、欧州リーグ(EL)含めて連戦もあり、タフさは今までよりも出てきたと思っています。五輪本番も中2日の試合ですごくハードな戦いが続く。そこは自分にとってプラスかなと思っています」
確かに今季はリーグ23試合(うち先発14)出場3得点とそこまで目覚ましい数字を残したわけではない。が、ELでトッテナムと対峙し、欧州トップレベルを体感できたことは大きかった。
加えて言うと今年1月にコロナに感染。軽症だったものの、2週間の自宅待機を強いられた。4月に復帰し、ベルギーのタイトルプレーオフにも参戦。最終順位は4位に終わったが、尻上がりに復調する形でシーズンを終了。クラブの不手際で今回の代表合流の遅れもあったが、彼自身の調子は非常にいいという。