「当落線上の男」三好康児がジャマイカ戦で存在価値を示す
「自分は得点の形を作り出すのが強み。そこは海外で研ぎ澄まされた部分だと思います。クラブの監督が変わったり、いろんな変化がある中で戦い抜けたという自負もある。その経験は五輪で出せると思います」と強気の姿勢を崩さない。
とはいえ、吉田麻也(サンプドリア)らオーバーエージ(OA)枠3人が入ったことでU-24世代に残されたのは「15枠」。三好と同じ攻撃的MFの堂安と久保(ヘタフェ)は当確と見られるだけに、残されているのは非常に狭き門である。ガーナ戦でゴールという結果を出した相馬勇紀(名古屋)、三笘薫(川崎)、超万能型の旗手怜央(川崎)らも台頭。このチームでの実績面で上回る三好と言えども、当落選上にいるのは事実だ。
五輪本大会の最終登録メンバーの発表が21~22日と言われる中、自身の存在価値を示す場は次のジャマイカ戦しかない。そこで三好がコパ・アメリカのウルグアイ戦を再現できれば、東京五輪が一気に現実的になる。
■「自分たちは常に結果を求められ続ける立場」
「OAが入ったことは攻撃陣にとってはあまり関係ない。自分たちは常に結果を求められ続ける立場。僕自身は日本代表としてW杯に出て活躍したいというのが一番の夢。五輪は1つの通過点になると思いますけど、目の前にある一番大きな大会。全力を尽くして戦えれば嬉しいです」