後半17分に交代出場したFW遠藤は、その直後に左足で強烈ミドル。クロスバーにはじき返されたが、あまりの弾丸シュートにオーストラリアDFはド肝を抜かれていた。
遠藤は、やはり途中出場のFW田中と2トップを組み、スムーズな連係プレーで相手ゴールに迫った。途中出場組の左MF杉田、右MF籾木も高い個人技からチャンスをつくり、勝利に貢献した。
「ベンチスタート組は先発陣と比べても実力に遜色がなく、しかも個性が際立った選手が多い。なでしこは、非常にバランスの良いチームに仕上がった」(前出の鈴木氏)
高倉監督は試合終了後に「高いところに上り詰めたい」と言った。期待していいかも知れない。