西矢椛は史上最年少で金メダル!我が子をいっぱしのスケートボーダーするためのカネと時間は
「彼らが使っているボードは5万円ぐらいのものですが、プロショップでは初心者用のセットを1万4800円ぐらいから販売しています。それで1年間は遊べます。2980円とか安価なものもありますが、タイヤが回らなかったり、曲がりづらかったりする粗悪品です。それではスケートボードが楽しくなくなります」(協会の担当者)
■「女子で“億”稼いでいる選手もいます」
女子ストリートでは西矢に続く2位に13歳のライッサ・レアウ(ブラジル)、3位には16歳の中山楓奈と、若い世代が表彰台を独占したのは五輪競技には珍しく、スケートボードの参加選手には年齢制限がないからだ。
「ロシアのフィギュアの選手や体操選手が13歳などで世界チャンピオンになるように、体の柔軟性が求められるスポーツは2~3歳ぐらいから競技を始め、大体10年ぐらいでピークを迎えます。女子の場合は、ある程度の年齢になると、体形が変化し壁にぶつかります。親が経験者というケースがほとんどで、子どもは見よう見まねで始め、親がサポートすることが多いですね。基本的には遊びの延長で、まだスポーツとしては成り切っていません。それでも海外では、女子で“億”稼いでいる選手もいます。ただし軽い気持ちでやれるものではありません。皆、死に物狂いでやっています。世界で自分しかできない技をメークするという価値観は、かなり魅力があるようです。(世界選手権覇者でメダルを獲得できなかった)西村碧莉だって膝を骨折しながら、トライするようなスポーツですから」(協会の担当者)
我が子に才能があると感じたら、チャレンジさせてみる価値はあるかもしれない。